「副業したいけれど旦那に反対された」「旦那にバレないように副業したい」
子どもの養育費や自分のお小遣いのために、副業してみたいと考えている主婦は多いかと思います。しかし、できることなら波風立てず、旦那さんの理解を得たうえで始めたいですよね。
私もかつてはあらゆる副業に挑戦しようとして、旦那にあまりいい顔をされなかったり反対されたりもしました。
以前の私のように、副業を始めたいけれど旦那さんに反対されて悩んでいるみなさんに向けて、対処法や切り出すときの注意点を解説します。
そもそも旦那が副業に反対する理由とは?
旦那さんに副業を反対された場合の対処法を紹介する前に、まずは「そもそも旦那はどうして副業に反対するのか?」ということから考えたいと思います。
旦那さんが副業に反対する理由は家庭によりさまざまだとは思いますが、主な理由は以下の5つです。
- 家事や育児がおろそかになりそうで嫌だ
- 副業にはお金がかかりそうだと思っている
- 副業はなんだか怪しいと思っている
- 嫁には副業で稼ぐなんて無理だと思っている
- 自分の収入を超えられたくない
主婦であるあなたが家事や育児を主に担っている場合、家事や育児がおろそかになりそうだからと副業に反対する旦那さんは多いでしょう。
旦那さんとしては本当に子どものことを考えて言っていいるのかもしれませんが、この言葉の根底には「俺は家事や育児はしたくない」「主婦は家事育児をきちんとこなすべき」といった思考が隠れている可能性が高いです。
副業を始めるのにお金がかかりそうだと思っている、副業で稼ぐのは難しいことだと思っているケースもあります。保守的な旦那さんやリスクを嫌う旦那さんも多く、これは仕方ないことなのかなとも思います。
中には、嫁には副業なんてできないと思いこんでいる旦那さんもいます。これは、嫁の能力を甘く見ている=自分が優位に立っていたい、という心理かもしれません。
私の友人の旦那さんがこのタイプで、友人をちょっと下に見ている節があり、あまり外に出ず家にいて欲しがります。自分の収入を超えられたくないと考えている旦那さんも、このタイプと近い価値観を持っている可能性が高いです。
旦那に副業を反対されたときの対処法
それでは、旦那さんが副業に反対する理由を踏まえた対処法を、3つ紹介していきます。
1.副業をするうえでのルールを決める
副業をするうえでのルールを決めるのは、家事や育児がおろそかになりそうで不安だと感じている旦那さんに有効な対処法です。
副業は子どもが学校に行っている間だけ、週に3日までなど、ルールを決めることで旦那さんも納得してくれるかもしれません。
家事育児の負担が自分に及ぶのを嫌がる旦那さんであれば、「家事は今までどおりやる」というと効果的です。家事育児に協力的な旦那さんであれば、「土日は家族の時間にする」という約束で安心してくれる可能性があります。
2.副業にかかるお金やリスクを数字にして示す
副業にはお金がかかりそうだと思っている、怪しいと思っている、嫁には副業なんてできないと思っている旦那さんには、数字と客観的な事実を伝えましょう。
副業を始めるのに必要なものと費用をリストアップし、準備にかかる時間やスケジュールも明確にするのがおすすめです。
収入の見込みもつくります。例えば自宅でネイルサロンを開くのであれば、いくらでサービスを提供して月に何人くらいお客さんを取れるのか、近隣の相場や動向をリサーチして予測しましょう。
数字や客観的な事実をもとに、旦那さんが反対する理由をひとつずつ潰していけば、反対できなくなるはずです。副業に役立つような資格を取っておけば、信頼を得てよりスムーズに認めてもらえるでしょう。
副業で稼いだお金の使い道を一緒に考える
21世紀となったいまでも、「男は家族を養うべき」という古風な考えを持っている人や、男のプライドから自分の収入を超えられたくないという気持ちを持っている旦那さんは少なくありません。
このような考えの旦那さんには、副業で稼いだお金の使い道を一緒に考えるのがおすすめです。
「私が副業して月に3万円でも稼げば、毎年1回多く旅行にいけるんじゃない?」というように、あなたが副業することで得られるメリットを伝えたり、副業で稼いだお金の使い道を一緒に考えたりすれば、旦那さんも前向きになるでしょう。
旦那に副業の話を切り出すときの注意点
旦那さんに副業の話を切り出すときは、以下の3点に注意してください。
- 落ち着いて話せるタイミングを狙う
- まずは感謝を伝える
- 感情的な言い方をしない
副業をしたい!と考え始めると、気持ちがはやって一刻も早く話をしたくなるかもしれません。しかし、旦那さんの理解を得るためにはタイミングが重要です。
旦那さんがリラックスしているとき、機嫌がいいときなど、心に余裕があるときを狙って話しましょう。
そして、まずは感謝の気持ちを伝えるのがおすすめです。人は無意識に変化を嫌うものなので、いきなり副業の話をされたら、旦那さんは不安を感じてしまうかもしれません。
「いつも仕事をかんばってくれてありがとう。私も家族の力になりたいから副業を始めたいと考えているんだよ。」と、ワンクッション置くことで、少しは前向きな気持ちで話を聞いてくれるはずです。
また、感情的な言い方をせず、副業にかかるお金やリスクを数字にして説明すれば、一時的な気の迷いだとは思われないでしょう。
旦那に内緒で副業するのはアリ?
旦那さんから理解が得られなさそうな場合、内緒で副業するという選択肢もあります。旦那さんが不在のときに副業する、もしくは在宅での副業ならバレないかもしれません。
しかし、所得税と住民税の問題でいつかはバレる日が来るでしょう。
所得税は、会社からの給与や副業、投資などで得た所得にかかる税金です。基本的には、給与と退職金以外の所得金額が年間で20万円以下の人は確定申告が不要ですが、住民税の申告は必要になります。
また、旦那さんが会社員で、年末調整の配偶者控除を利用している人は、所得金額が48万円を超えたら適用から外れてしまいます。家族に副業を隠し通すのは難しいので、どこかのタイミングで旦那さんに話した方がいいでしょう。
どうしても旦那さんに内緒で副業を始めなければいけない状況なら、利益が出てきたタイミングで話すといいのではないでしょうか。
副業するなら旦那も自分も幸せになれる形を目指そう
経済的なゆとりを持つために、副業を始めたいと考える人は多いでしょう。しかしそれ以上に、副業は主婦にとって経済的な自立の第1歩として重要な役割だと思います。
旦那さんは、「家事や育児がおろそかになりそうで」「大金が必要なのでは」などさまざまな理由から反対するかもしれません。それでも本当に副業を始めたいなら、この記事で紹介した対処法を参考にしてください。
旦那さんに副業を認めてもらうために重要なのは、客観的な数字と事実、そして信頼です。「副業を始めても大丈夫」と旦那さんに安心してもらえるように、落ち着いて自分の考えを伝え、旦那さんの意見も汲み取りましょう。
そうすれば、きっといい話し合いができると信じています!