働き方の多様化が進み、最近では起業・副業する人が増えました。「私も好きなことで起業したい」「自分で働き方を決めたい」と思っている人もいるのではないでしょうか。
しかし、身近に起業している人がいないとイメージが湧きづらく、なかなか一歩を踏み出せないですよね。
そこで、2013年に起業して法人設立し、現在はフリーランスとして働くかっしーが、女性の起業におすすめの職種とやり方、成功するためのポイントを解説します。
起業する方法は3つ
- 個人事業主になる
- 法人設立する
- フランチャイズで起業
起業する方法は、大きく分けて個人事業と法人の2種類です。さらに、フランチャイズで起業する方法についても説明します。
個人事業主になる
もっとも手軽なのが、個人事業主として起業する方法です。個人事業主とは文字通りの意味で、個人で事業を営んでいる人のことを指します。
開業届を出せば個人事業主になれますし、開業後も事務負担が少ないので、もっとも簡単に起業できます。
法人設立する
法人とは、社会的活動を営む組織のことです。株式会社や合同会社、非営利法人も法人になります。
もっともポピュラーな株式会社は、株式を発行して投資家から資金調達し、事業活動を行う形態です。しかし最近は、代表が株式を100%持ち、社員を雇わない「1人社長」の会社も増えています。
法人になると、売上額によっては節税効果があり、社会的な信用度も高くなります。ただし、法人の設立には法的な手続きが必要で、資本金も用意しなくてはいけません。
フランチャイズで起業
フランチャイズは、本部と加盟契約を結んで加盟金を支払うことで、ブランド名や商品、ノウハウを利用させてもらいます。
本部からのサポートを受けられるため、起業のハードルは低くなりますが、初期費用がかかりますし利益率は低めです。個人事業でも法人でも、フランチャイズに加盟できます。
女性の起業におすすめな仕事5種類を紹介
- 美容系サロン
- 塾
- WEBデザイナー
- WEBライター
- 通販サイトの運営
女性の起業におすすめな職種5選は上記の5つです。
女性の起業におすすめの仕事①美容系サロン
美容系サロンは、女性の企業で人気の職種です。自宅の1室を使って開業すれば、比較的ローコストで始められ、赤字のリスクを抑えられます。
未経験者よりも、エステやネイル、まつ毛エクステなどのサロンで働いてから独立する人が多いです。
女性の起業におすすめの仕事②塾
教育系の仕事をしたことがある人、英語を話せる人には塾がおすすめです。美容系のサロンと同様、自宅の1室で開業できますし、最近はオンライン塾なども増えています。
子どもに勉強を教える仕事はやりがいが大きく、女性視点の気配りやサービスが武器となるでしょう。
女性の起業におすすめの仕事③WEBデザイナー
WEBデザイナーは、ウェブサイトのデザインをつくる仕事です。競合は少なくないかもしれませんが、デジタル化は止まらないので、まだまだ需要があるでしょう。
専門学校でWEBデザインを学び、IT系企業に就職してから独立する人が多いですが、オンラインで学べるサービスが増えています。
パソコンがあれば在宅でも働けるので、子供がいる女性におすすめの職種です。
女性の起業におすすめの仕事④WEBライター
ライターには取材ライターやコピーライターなどの種類がありますが、WEBライターはウェブサイト用の文章を書きます。WEBデザイナーと同じく、時間と場所を選ばない仕事なので、小さなお子さんがいても起業しやすいです。
特に資格がなくてもWEBライターとして働けますが、ライティングスキルを学んでから起業すれば、スムーズに働けるでしょう。
女性の起業におすすめの仕事⑤通販
通販サイトの運営も、女性におすすめの職種です。商品の在庫管理、受注管理、発送業務などやることは多いけれど、自分の感性で選んだ商品が売れるのは楽しいでしょう。
商品の注文を受けてから仕入れを行う、無在庫販売という販売方法もあります。
女性が起業するまでの4STEP
- 勉強する
- 副業として始める
- SNSやウェブサイトを準備する
- 開業届を出す
今回は、個人事業主として起業する流れを大まかに解説します。
STEP①勉強する
起業するなら、まずは勉強です。すでに経験や知識があれば問題ありませんが、未経験の職種に挑戦するなら、事前にしっかり勉強しましょう。
また、どんな業種で起業するにしても、マーケティングやウェブの知識は必須です。起業に必要なスキル全般を学びたい人は、SHElikesを利用すれば効率よく身に付けられます。
SHElikesは、SNSマーケティングやウェブデザイン、ライティングなど40のスキルを定額で学べるだけではなく、仕事にするところまでサポートを受けられるので安心です。
STEP②副業として始める
もしも会社員なら、はじめは副業として取り組むといいでしょう。時間的には忙しくなりますが、いきなり起業するよりも気持ちの面で楽なはずです。
副業から起業に切り替えるタイミングは、仕事に慣れてきとき、取引先が見つかったときなどが目安になります。しかし、1番大切なのは貯金があるかです。
万が一に備え、数ヶ月分の生活費を貯金して、余裕資金を使って起業しましょう。
STEP③SNSやウェブサイトを準備する
現代のビジネスには、SNSとウェブサイトが不可欠です。未経験でもSNSから仕事を得ている人は多くいますし、ウェブサイトがあれば信頼につながります。
「SNSはほとんどやらない」「ウェブが苦手」という人もいるかもしれませんが、起業するなら最低限でいいので使えるようにしましょう。
STEP④開業届を出す
知識やノウハウ、開業資金、貯金が準備できたら、いよいよ起業の準備完了です。住んでいる地域を管轄する税務署へ、開業届を提出します。
開業届はネットで用紙をダウンロードすれば、郵送でも提出可能です。控えを送ってもらうために、切手を貼った返信用封筒を同封しましょう。
女性が起業で成功するためのポイント
- 目標を明確にする
- 初期費用を抑える
- 価格競争しない
- ウェブの知識を身に付けておく
- SNSで集客する
女性が起業で成功するためには、上記のポイントが重要です。
目標を明確にする
起業する際、まずは目標を明確にしましょう。「年収1,000万円」「自由な働き方を優先したい」など、目的によってビジネスプランが変わります。
目標に合わせて、競合他社の分析や市場分析などを行い、ビジネスを展開することが重要です。
初期費用を抑える|PR
起業する際には、リスクを減らすためにも初期費用を抑えるのがおすすめです。
例えばエステサロンを開く場合、駅前の新しいビルに店舗を構えるのはリスクが高くなります。家賃のような固定費が高いと利益率が下がりますし、精神的にも負担です。起業初心者は、初期費用を抑え、軌道に乗ったら利便性の高い場所に移転するといいでしょう。
帳簿付けは、会計ソフトを使えば税理士に依頼するよりも安く済ませられます。
顧問料は売り上げや事業規模によって異なりますが、小規模な個人事業なら月1万〜3万円ほどが相場です。会計ソフトのクラウド版なら、月2,000円前後で済みます。
私は、ブロガーが使いやすい機能が付いているので、マネーフォワードを利用しています。
価格競争しない
サービス業や技術職は、価格競争しないようにしましょう。「安さ」を売りにしてしまうと質のよくない顧客が増えますし、忙しいのに利益が出ない負のスパイラルに入ってしまいます。
自身の経験やスキル、専門知識を活かしたり、市場にまだ存在しないニーズに対応したり、競合他社と差別化を図ることが大切です。
また、女性ならではの視点で、独自性があるビジネスアイデアを持ち、価格以外の魅力・ベネフィットを提供しましょう。
マーケティングを戦略的に行う
起業には、マーケティング戦略が必要です。自社の商品やサービスをより多くの人に知ってもらうために、SNSやブログなどを活用したオンラインマーケティング、イベントなどを通じたオフラインマーケティングを戦略的に行いましょう。
SNSで周りの人とのコミュニケーションを大切にすることで、ビジネスチャンスが生まれる可能性もあります。
女性にこそ意識してほしい!起業家マインド
起業するうえで、知識や技術の習得は必須ですが、ビジネスに対するマインドもかなり重要です。
会社員だったころのマインドセットを改めてビジネスに取り組まなければ、起業はうまく行かないでしょう。
成功するまでフルコミットで努力する
SNSで成功している起業家を見るとキラキラして見えますが、それは表面だけのことです。成功している人は絶対に、血がにじむような努力しています。週休7日、1日12時間労働なんて人も少なくありません。
成功するまでは休みなしを覚悟で、努力→改善→努力!たくさん失敗しても、成功するまでフルコミットで努力しましょう。
孤独でも自分の道を進む
起業したら人と違う道を歩むことになるので、周りと同じような生活なんてできないし、人間関係も変わっていきます。特に、起業したてのときは遊ぶ余裕もないでしょう。
時間は有限です。「友達との関係は大事にしたい」「今までどおり、休日は友達と遊んびたい」みたいな考えは捨て、ビジネスを成長させましょう。
期待以上の成果を出す
起業するなら、顧客やクライアントが求めるサービスを提供するのではなく、「期待以上の成果を出す!」くらいの気合で取り組みましょう。
個人事業や小さな法人は、大企業に比べて人材や資金、ノウハウなどさまざまなリソースが劣ります。仕事を獲得するためには、期待以上の成果を出したり柔軟な対応をしたり、大手にないサービスを提供するのがポイントです。
連絡は、スピーディーかつタイムパフォーマンスのよさを意識しましょう。
女性こそ起業して自由な働き方を!
自分で働き方を決められる起業は、女性や主婦にこそ向いています。
女性が起業するなら、美容系サロンや塾、WEBデザイナー、WEBライター、通販がおすすめです。起業には個人事業、法人、フランチャイズと言った方法がありますが、まずは個人事業として始め、規模が大きくなったら法人化しましょう。
また、起業する目標を明確にし、知識や技術を身に付けることで、失敗するリスクを抑えられます。初期費用を抑えることも重要です。
かっしーは、働き方や仕事に関するお悩み相談をお受けしています。仕事に関するお悩みがある方、身近に相談できる人がいない方はお気軽にご相談ください。
仕事・副業・共働き・移住などのお悩みを伺います 法人設立から売却、沖縄移住したフリーランスがアドバイス