「確定申告しんどい」
「来年こそバタバタせずに確定申告を済ませたい」
個人事業主のみさなんは、毎年3月になると確定申告の準備に追われることかと思います。
1年に1度のビッグイベントを乗り切るためには、日々の仕分け・入力業務が必要と分かっていても、忙しいとつい後回しにしてしまいますよね。
かといって、税理士に依頼すると毎月1万円〜3万円の顧問料と、10万円〜20万円ほどの決算申告報酬を支払わなくてはいけません。
そこで便利なのが会計ソフトです。
私が使っているマネーフォワードクラウド会計は、確定申告にかかる手間が大幅に減らせますし、慣れれば初心者でも帳簿付けできます。
マネーフォワードクラウド会計の特徴や使ってみた感想などを紹介するので、確定申告の負担を減らしたい人はぜひ参考にしてください。
マネーフォワードとは?4つの特徴とメリット
- 連携できる銀行やサービスが多い
- 自動データ入力で手間がかからない
- どこでもすきま時間で帳簿付けできる
- 税理士とデータを共有しやすい
- マネーフォワードビジネスカードと一緒に使うと便利
連携できる銀行やサービスが多い
マネーフォワードクラウド会計は、銀行口座やクレジットカードなどと連携し、複数の口座を一括管理できます。
複数の口座からの引き落としや支払いを一度に確認することができるので、効率的な財務管理が可能です。
他の会計ソフトに比べて連携できる銀行やクレジットカードが多く、3,600以上の金融関連サービス数と連携できます。
Airペイ、Paypal、Squareのような決済サービス、アフィリエイトのASP、BASEやAmazonのような通販などビジネス関連のサービスとも連携できるので、入力の手間が省けて便利です。
自動データ入力で手間がかからない
自動連携によって取得したデータは、AIが勘定科目を提案してくれます。
自動で入力と仕訳をしてくれるので、帳簿付けにかかる手間を削減でき、そのぶん他の作業に時間を使えることがメリットです。
使えば使うほどAIの精度が高まり、より正確な会計処理をしてくれるようになります。
どこでもすきま時間で帳簿付けできる
マネーフォワードクラウド会計は、インストール型の会計ソフトと違って、オンラインならどこでも作業できます。
パソコンはもちろん、スマホやタブレットからも操作できるので、ちょっとしたすきま時間での帳簿付けも可能です。
複数名で同時に利用してもOKなので、家族経営や社員がいるケースにも向いています。
税理士とデータを共有しやすい
マネーフォワードクラウド会計は、パソコンのバージョンやOSに左右されることなく利用できます。
そのため、普段は自分で帳簿付けして確定申告だけ税理士に依頼したい、という人にもおすすめです。
また、事業規模が大きくなってきて税理士と顧問契約を結んだり法人成りしたりすることになっても、スムーズにデータを共有できるでしょう。
クラウドなので、最新の法改正にも対応しています。
マネーフォワードビジネスカードと一緒に使うと便利
マネーフォワードでは、個人事業主に嬉しいプリペイド式の「マネーフォワードビジネスカード」をつくれます。
マネーフォワードビジネスカードはプリペイド式なので、与信審査は不要です。
個人事業主の中には、プライベートのクレジットカードを使っている人もいるかと思います。
しかし、立替精算が面倒ですし、会計ソフトとクレジットカードを連携できません。
マネーフォワードビジネスカードを使えば、現金での支払いや立替精算は不要になり、支出デーらをマネーフォワードクラウド会計に自動で連携してくれます。
利用金額はチャージすれば上限なしで利用できますが、逆にいえばチャージした分しか使えないので、使い過ぎ防止にもなります。
マネーフォワードの評判は?使用した感想を紹介
会社をやっていたときは、会計freeのクラウド版を利用していました。
しかし、個人事業主になったのを機に、ASPと連携できるマネーフォワードクラウド会計に乗り換えることにしたのです。
ユーザー満足度93%、契約継続率は99%のマネーフォワード。※1,※2
どうしても会計freeと比べてしまうのですが、30分くらい操作したら基本的な作業はできるようになりました。
連携できる金融機関とサービスが多いのが本当にいいです!
連携の手続きも簡単で、10分ほどで銀行とマネーフォワードビジネスカード、ASP2社、クラウドワークスの連携が完了。
正常に連携されているか「自動で仕分け」ページを見たところ、サクッと300件近いデータが反映されていました。
ただ、マネーフォワードクラウド請求書とクラウド会計は別画面で立ち上げないといけないことが少し面倒に感じました。
あと、個人的には請求書の作成画面がfreeより操作しづらい&見づらいです。
他の点はいまのところ快適に使えています。
また使っていく中で気になることがあれば、追記します。
※1ユーザーアンケートより(2018年3月実施)
※2 マネーフォワードから直接購入した法人の2020年1~6月におけるサービス解約率を元に算出
情報漏洩が心配!マネーフォワードのセキュリティは?
マネーフォワードをネットで検索すると、セリュリティを不安視する内容の書き込みが見られました。
そこで、マネーフォワードのセキュリティ対策について調べてみましたが、クラウド会計サービスとしては十分かなと思います。
具体的には、金融機関と同等以上の暗号化技術を採用しており、金融機関にログインするための情報はすべて暗号化しているそうです。
さらに、サーバーはサーバーへのアクセスについては厳しい制限を設け、外部だけではなく内部からの情報漏洩対策も実施しています。
マネーフォワードがおすすめな人の特徴
- アフィリエイト収入がある人
- オンラインでビジネスをしている人
- 税理士を雇いたくない人
マネーフォワードクラウド会計は、アフィリエイターやウェブ関連の仕事、通販などオンラインでビジネスをしている中小企業や個人事業主におすすめです。
Amazonや楽天市場に出品している人、クラウドワークスやランサーズ、BASE、スペースマーケットなどを使って仕事している人は連携機能で仕分け業務の負担が減らせるでしょう。
経理に詳しくない人でも使いやすいので、税理士を雇わなくても自分で会計業務ができます。
ただし、どんな会計アプリでも自分で帳簿付けするなら、税金に関する知識は最低限身に付けておくといいでしょう。
マネーフォワードクラウド会計の料金プラン
パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス |
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消費税集計機能・消費税申告書の作成はできない。取引先の登録数に上限あり。 | 基本的な機能がすべて使える。 | 確定申告の操作で電話サポートを受けられる |
マネーフォワードクラウド会計には3つのプランがあります。
パーソナルミニは副業の人向き、パーソナルは個人事業主向き、パーソナルプラスは手厚いサポートが受けられるプランです。
ちなみに、会計freeのクラウドは、マネーフォワードクラウド会計のパーソナルに当たる「スタンダード」が月額1,280円です。
年払いだと月額980円、年額11,760円と料金はまったく同じなので、連携できるサービスや操作性が自分に合っている方を選ぶといいでしょう。
※2023年3月時点の料金プラン
※価格はすべて税込
無料でマネーフォワードを使う方法
マネーフォワードには、パーソナルプランなら1ヶ月間、無料で利用できます。
基本的な仕分けの入力や請求書の作成などはトライアル期間でも利用できるので、機能や使い勝手を試してから有料プランに加入するのがおすすめです。
公式サイトの「今すぐはじめてみる」や「無料で使ってみる」ボタンをタップし、マネーフォワードIDに登録すれば、5分ほどの手続きでトライアルプランを利用できます。
マネーフォワードはネット系の個人事業主におすすめ
マネーフォワードは、金融機関や各種カード、ビジネスサービスとの連携によって、帳簿付けの負担が軽くできます。
アフィリエイターやウェブデザイナー、通販ショップの運営をしている人など、ネット系の個人事業主には特におすすめです。
私もウェブライター兼ブロガーなので、ASPやクラウドソーシングとの連携で仕分け作業がかなり楽になりました。
ただし、操作しやすいかは人それぞれなので、1ヶ月の無料トライアルプランで操作性を確かめるといいでしょう。