「ウェブライターの仕事に興味がある」「ウェブライターになりたいけれど稼げるか不安」
こんな疑問や不安を持つ人向けに、初心者ウェブライターが仕事を始める方法と受注率アップのコツを解説します。
この記事を読めば、初心者でもスムーズに仕事を獲得し、ウェブライターとして稼げるようになるでしょう。
ウェブライターの仕事とは?
ウェブライターの仕事は、インターネット上で記事やコンテンツを執筆することです。記事やコンテンツの執筆先は、企業や個人のウェブサイト、ウェブメディア、ニュースサイトなど多岐にわたります。
また、ひとくちにウェブライターといっても、記事やコンテンツのタイプによって仕事のやり方や求められるスキルは異なります。
記事やコンテンツの種類には、SEO記事、ブログ記事、ニュース記事、レビュー記事、コラム、企業サイト用の文章、SNS用コンテンツ、LPなどがあります。
ウェブライターの仕事では、SEO対策記事やレビュー記事、LP(サイト訪問者がはじめにアクセスするページ)の執筆案件が多いですが、最近はSNS用コンテンツ制作も増加中です。
ウェブライター初心者は、はじめは受注する記事やコンテンツの種類を絞るといいでしょう。
ウェブライターのメリット
- 時間や場所に縛られずに働ける
- 初期費用がかからない
- 仕事を通して知識やスキルが身に付く
ウェブライターの仕事には、3つのメリットがあります。
時間や場所に縛られずに働ける
ウェブライターは基本的にオンラインでの仕事を行うため、場所や時間に制約されずに働けます。自宅やカフェ、コワーキングスペースなど自分の好きな場所で仕事できますし、仕事のスケジュールやクライアントの選択も自由です。
すき間時間を活用して取り組みやすいので、副業としても始めやすいでしょう。
初期費用がかからない
ウェブライターの仕事は、基本的にはパソコンひとつあればOKです。事務所を構える必要もないので、パソコンを持っていれば初期費用0円で始められます。
パソコンの価格はスペックによってピンキリですが、安いものなら5万円以内でも購入可能です。
仕事を通して知識やスキルが身に付く
ウェブライターは、投資や美容、家電、ビジネスなど、多様なテーマや業界に関わる機会があります。さまざまなクライアントやプロジェクトに携わることで、幅広い知識を身に付けられることもメリットです。
興味のある分野に特化した記事を執筆することで、その分野における専門知識やスキルを磨くこともできます。
ウェブライターの仕事はきつい?2つのデメリット
- 収入が安定しづらい
- 基本的に1人で作業しなくてはいけない
SNSを見ていると、「ウェブライターの仕事はつらい」との声も少なくありません。ウェブライターのデメリットは上記の2つです。
初心者は収入が安定しづらい
ウェブライターはプロジェクトベースやクライアントベースで仕事を受けることが多いため、収入が安定しづらいです。クライアントの発注状況やプロジェクトの数によって、収入の変動があります。
特に初心者の場合、収入が低く長期継続の案件も獲得するのが難しいので、収入が安定するまで時間がかかるでしょう。
基本的に1人で作業しなくてはいけない
ウェブライターの仕事は正社員やパート社員での募集もありますが、多くは業務委託です。基本的に自分で考えて作業しなくてはいけませんし、仕事にミスがあればすべて自己責任なので、プレッシャーはあります。
短い納期や厳しい要件での仕事、大量の修正依頼も、精神的になかなかキツいものです。
ウェブライターに向いている人の特徴
ディレクターとしてさまざまなライターさんを見てきた私が考える、ウェブライターに向いている人の特徴は以下の4つです。
- 連絡がマメで早い
- 勉強家
- 人の話を素直に聞ける
- 柔軟性がある
ウェブライターに限ったことではありませんが、フリーランスなら連絡の早さは重要です。ライティングスキルと同じくらい重要視されているといっても過言ではありません。
ウェブ業界はどんどん新しい機能やルールなどがつくられます。執筆ジャンルについての知識も日々アップグレードしていく必要があるので、勉強家もウェブライター向きです。
クライアントからのフィードバックを受け止め、次回以降の仕事に反映していくことも大切なので、人の話を素直に聞ける人もウェブライターに向いています。
クライアントによって記事執筆のルールが違ったり、指示が大まかなケースも多いので、臨機応変に対応できる柔軟性もあるといいでしょう。
初心者向け!ウェブライターの始め方
- 仕事に必要なものを用意する
- クラウドソーシングに登録する
- 仕事に応募する
- 契約が成立したら記事を書く
1.作業環境を整える
ウェブライターは作業環境がなによりも大切です。作業環境が安定していないと仕事にならないので、必要なものを整えてスムーズに仕事できるようにしましょう。
パソコンまたはタブレットを準備し、インターネット環境を確認します。WordやExcelのソフトのインストール、メールアドレスの準備も済ませておきましょう。
2.クラウドソーシングに登録する
クラウドソーシングとは、不特定多数の人に向けて業務を発注することで、フリーランスのWebライター向け案件も多く募集されています。
クラウドソーシングサイト大手のクラウドワークスやランサーズ、サービスの出品者として自分で仕事を募集できるココナラはぜひ登録しておきましょう。
3.仕事に応募する
会員登録できたら、クラウドソーシングサイトで仕事を探しましょう。「ライティング」「記事執筆」などのカテゴリがあり、その中からSEO記事やレビュー記事など細かなジャンルを選べます。
報酬が高い仕事は応募者が多く、倍率も高いです。実績もクライアントによる評価もないウェブライターは、まず選ばれません。
初心者のウェブライターは、まずはレビューなどの報酬が安いけれど誰でもできるような仕事に応募しましょう。いくつか仕事が完了して評価をつけてもらえれば、ちゃんとしたWebライティングの仕事を取りやすくなります。
4.契約が成立したら記事を書く
応募した仕事で採用されて契約が成立したら、記事を書きます。1回目はテストライティングで、納品した記事次第で2回目以降の仕事を発注してもらえるか決まるケースも多いです。
テストライティングは基本的に報酬が安く設定されています。無料でテストライティングを受けるよう求められることもありますが、詐欺も少ないくないので注意しましょう。
実績が増えれば文字単価や報酬が高い案件も獲得しやすくなるので、徐々にステップアップしていけるよう頑張ってください!
初心者ウェブライターが仕事の受注率をアップする方法
- 分かりやすいプロフィールをつくる
- ポートフォリオのページをつくる
- 資格を取る
- プロとしての意識を持つ
初心者ウェブライターが仕事の受注率をアップするには、いい記事を書いて実績を増やしていくことが最重要です。しかし、上記の4つを押さえておけばより仕事を得やすくなります。
分かりやすいプロフィールをつくる
仕事を発注するクライアントの元へは、大勢のウェブライターからプロフィールが送られます。すべてのプロフィールにじっくり目を通せるわけではないので、分かりやすく簡潔なプロフィールをつくるよう心がけましょう。
- 得意ジャンル
- 執筆経験
- 可能な業務内容
- 略歴
- 保有資格
- 報酬の目安
- 稼働時間
上記の中で書けそうな項目はすべて、箇条書きなどを使って見やすくまとめます。
ポートフォリオのページをつくる
いくつか記事を執筆したら、ポートフォリオのページをつくると受注率がアップします。
クライアントがプロフィールを見て興味を持ってくれたら、必ずポートフォリオをチェックします。ただし、掲載先のメディアやクライアントによっては、ポートフォリオへの掲載が不可としているケースもあるので、要確認です。
資格を取る
私がウェブライターとして仕事をする中で、「資格があると仕事の受注率がアップするな〜」と感じることが多いです。実際に、私も宅地建物取引士の資格があるおかげで、ライターの駆け出し時に仕事を取れました。
「資格よりも実力重視」という企業が増えていますが、ウェブライター界は資格が強みになります。ただし、資格なら何でもいいというわけではありません。宅建士以外にもFPや簿記、薬機法管理者資格があると有利になるでしょう。
プロとしての意識を持つ
初心者にありがちなのが、仕事の応募時に「初心者です」とアピールしてしまうことです。あえて隠す必要がありませんが、初心者であることを全面に出したり、あまりにも自信なさげな態度では、仕事を任せてもらえません。
副業でもフリーランスでも、クライアントは仕事として依頼するのだから、受注する側もプロとしての意識を持つべきです。
初心者ウェブライターが身に付けおくと有利なスキル
- SEOの知識
- CMSの基本的な操作方法
- 画像制作
先ほど紹介した受注率アップの方法に加えて、上記の知識とスキルがあれば、初心者ウェブライターにとって有利に働きます。
SEOとは日本語で「検索エンジン最適化」を意味し、ウェブページを検索エンジンで上位表示させるために重要です。
CMSは「コンテンツ・マネジメント・システム」のことで、簡単にウェブサイトのコンテンツを作成できるツールです。
WordPressもCMSの一種で、基本的な操作方法が分かればクライアントのウェブサイトに記事を直接入稿できます。
画像制作も、記事執筆とセットで依頼されることがあります。ハイクオリティな画像が作れればよりよいですが、簡単な画像を作れるだけでも役に立つのでおすすめです。お金をかけなくても、Canvaの無料会員機能で十分なので、ぜひ登録してみてください。
まとめ:初心者もウェブライターの仕事は始められる!
新型感染症の影響で、副業や在宅ワークがすっかり定着しました。
ウェブライターは時間や場所に縛られずに働けますし、初期費用がかからないため、初心者でも始めやすいです。
しかし、初心者ウェブライターは収入が安定しづらいので、SEOなどの知識を勉強したり資格を取得したりするといいでしょう。