「SEOの具体的なやり方が知りたい」
「ブログへのアクセスが少ないからSEOで対策したい」
このようなお悩みがある初心者向けに、SEO対策のやり方や効果をわかりやすく解説します。
ウェブライター・ディレクターとして大手メディアでのコンテンツ制作に携わる中で学んだSEOの知識。
そして自身で 月間PV160万超のメディア「沖縄トラベル」を運営してきた中で身についたノウハウをもとに解説するので、ぜひ参考にしてください。
SEO対策とは?
SEOとは、Search Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイゼーション)の略語です。
日本語に訳すと、「検索エンジン最適化」を意味します。
つまり、GoogleやYahooなどの検索エンジンの検索結果で上位表示されるための対策を施すことがSEOです。
Googleでは、「クローラー」というロボットがインターネット上を巡回し、ウェブサイトの情報を収集します。
そして、クローラーが集めたデータを格納(インデックス化)することで、ウェブサイトが検索結果に表示されるのです。
クローラーは質のいいコンテンツを評価し、検索結果の上位に表示させますが、最近は「EAT」が重要な指標になっています。
EATとは、Expertise=専門性、Authoritativeness=権威性、Trustworthiness=信頼性のことです。ウェブサイトの専門性や権威性、信頼性を高く評価しています。
他にも、「モバイルファースト」「強調スニペット」など、SEOに関する重要な事柄はたくさんあります。
SEO対策の効果
SEO対策することで、ウェブサイトへの流入を増やせます。
タレントやスポーツ選手などの著名人や大企業であれば、SEO対策しなくてもウェブサイトを見に来る人はたくさんいるでしょう。
しかし、一般人はブログを解説しただけでは、見に来る人がいません。
そこでSEO対策すれば、著名人でなくてもブログへの訪問者を集められるのです。
アフィリエイトや商品の販売を目的にする場合、キーワードを適切に選んでいれば、質のいい読者を集められます。
例えば、「美容液 アンチエイジング」というキーワードで検索している人は、美容液が欲しいと思っている状態なので、いい商品を紹介すれば購入してくれる可能性が高いです。
SEO対策は意味がない?
ネットでSEO対策について調べていたら、「SEO対策は意味がない」という文章を見かけました。
SEO対策にはさまざまな方法があり、効果がある方法も時代とともに変化していきます。
そのため、古いやり方では効果が得られないケースもあるでしょう。
数年前までは、「文字量が多ければ多いほどいい」といわれていましたが、現在は文字数よりもコンテンツの質が重視されています。
他にも、被リンクを獲得するためにお金を払う、キーワードをひたすら詰め込むなどしているウェブサイトも多くありました。
現在はアルゴリズムがアップデートされ、このようなSEO対策がされているウェブサイトは評価が悪くなってしまいます。
基本的なSEO対策のやり方
- サイト流入が見込めるキーワードを選定する
- 見出しを最適化する
- 画像にAltタグを加える
- 表示速度を速くする
- メタディスクリプションの設定
- 内部リンクの設置
- 外部からの被リンク
- 目的に合ったサイト構成をつくる
今回は、基本的なSEO対策のやり方を紹介します。
対策① サイト流入が見込めるキーワードを選定する
検索エンジンからの流入を増やすために重要なのは、キーワード選定です。
検索エンジンのサジェストやキーワード選定ツールを用いて、サイトへの流入が見込めるキーワードを選定しましょう。
対策②見出しを最適化する
キーワードを選んだら、積極的に見出しへ入れましょう。
見出しは必ず、大きな見出しの下に小さな見出しを入れます。
h1は記事のタイトル、h2は大見出し、h3は中見出し、h4は小見出しです。
初心者はh2の後にいきなりh4を入れてしまったり、h3の後にh2を入れてしまったりします。
記事内は必ずh2>h3>h4の順番で見出しを使ってください。
対策③画像にaltタグ(alt属性)を加える
altタグとは、ウェブサイト上にある画像の意味を説明する情報です。
ウェブサイトで画像が表示されなかったとき、altタグを設定していれば画像の代わりにテキストが表示されます。
例えば、美顔器のレビュー記事で、実際に使用した様子を紹介する画像を入れる場合、altタグに「美顔器を使用している姿」と書くといいでしょう。
altタグは、クローラーがウェブサイトを巡回する際に、画像の目的や意味を判断するのにも役立ちます。
対策④表示速度を速くする
ウェブサイトやブログを見やすくするための、画像や装飾は大切ですが、ページが重くならないように注意しましょう。
ページの読み込みスピードが遅くなると、読者のページ離脱率が上がり、評価も下がってしまいます。
画像を適切なサイズにする、次世代フォーマットでの画像を使用するのも方法です。
現在、次世代フォーマットはPEG 2000、JPEG X、WebPの3種類あります。
次世代フォーマットでの画像は軽量化されているため、JPEGやPMGのような従来の画像形式よりも、表示速度が速くなります。
表示速度の確認は、Googleの「PageSpeed Insights」を使うのがおすすめです。
速度の速いサーバーに切り替える方法もあります。
対策⑤メタディスクリプションの設定
メタディスクリプションとは、ウェブページ内容を説明する文章です。
検索結果画面で、ページタイトルの下に表示されています。
メタディスクリプションは、自分で設定しなくても自動で表示されますが、ページの内容をわかりやすく伝えるためにも設定しておくべきです。
メタディスクリプショは100〜130文字ほどです。
ワードプレスなら、投稿編集画面の下部にある「decription設定」へ記入します。
対策⑥外部からの被リンク
外部からの被リンクとは、外部のウェブサイトからリンクを設置してもらうことです。
被リンクが多いということは、質のいいコンテンツだということになるので、評価が上がります。
外部からの被リンクはSEOにかなり効果がありますが、先述したようにお金を払うなどして獲得するのはNGです。
ちなみに、最近はSNSを使った被リンクの獲得が主流です。
ブログを書いたらTwitterで紹介することで、初心者でも多くの被リンクを獲得できる可能性があります。
対策⑦内部リンクの設置
SEOでは外部リンクが重要ですが、実は内部リンクも大切です。
内部リンクでは、自分のウェブサイト内にあるページ同士をつなげます。
例えば、これが内部リンクです。
ウェブサイト内を読者が周遊することで滞在時間が延び、有益なコンテンツだと判断されます。
関連性がある記事同士を内部でつなげて、ユーザビリティを向上させ、サイト全体の評価を上げましょう。
対策⑧目的に合ったサイト構成をつくる
ウェブサイト全体の構成もSEOに影響します。
どのような目的で、どのような人に向けて、どんなコンテンツを提供するのか、ウェブサイトを開設する際によく考えておきましょう。
カテゴリが多過ぎるとウェブサイトのテーマがわかりづらくなってしまいます。
ブログ開設当初は、カテゴリや階層を増やし過ぎず、1カテゴリごとの記事数を増やしていくのがおすすめです。
初心者が最低限やるべきSEO対策
- キーワード選定を頑張る
- 見出しにキーワードを入れる
- 内部リンクを設置する
- 読者ファーストな記事を書く
- リライトする
ここまで8つのSEO対策を紹介しました。
もちろんすべてのSEO対策に取り組むのが理想ですが、ブログ初心者がいきなり全部取り組むのは難しいかもしれません。
そんな場合、上記の5つに取り組みましょう。
そして1番重要なのが、読者ファーストな記事を書くこと!
ここまで記事を読んだ方はお気付きかもしれませんが、「質がいいコンテンツ」をつくり、と、その結果として評価されるものなのです。
どんなにテクニカル面で努力しても、質のいいコンテンツでなければそもそも見てもらえません。
読者はどんな情報を求めているのか考えながら、必要な情報を過不足なく入れ、見やすいように装飾・対策します。
そして、定期的にリライトしてコンテンツの質を磨いていきましょう。
初心者も少しずつSEO対策は取り組もう!
SEO対策とは、検索結果で上位表示されるための対策を施すことです。
さまざまな対策方法がありますが、その本質は読者にとって役に立つコンテンツをつくること。
有益な記事を書いたうえで、altタグを設定したり画像を軽量化したりします。
ブログ初心者にとっては少し難しく感じるかもしれませんが、まずはキーワード選定と
見出しづくり、内部リンクに取り組みましょう。
そして、定期的にリライトしていくことで、読者の満足度が上がります。
ブログを続けていれば、自然とSEOに関する知識も深まっていくので、まずはできることから始めてみてくださいね!